根管治療でツライとき、わたしもネットで体験談を探したものです。
激痛の残像
3件目の歯科医院で、顎の骨まで溶かしてしまった歯根嚢胞を見つけてもらい、既に壊死していた下前歯と、激痛を起こしたその隣りの歯の2本の神経を取りました。
神経を取ったら、もう痛みは感じないと思っていたのですが、ちゃんと痛みます( 涙)
根管治療スタート
神経を取り、いよいよ根管治療が始まりました。
昔、虫歯で歯の神経を取ったときにも体験している根管治療ですが、確かその時は2、3回で終わったはず。
でも、今回はその時よりかなり重症です。
菌の暴走
2本の歯の裏に穴をあけ、中を殺菌しますが、
今まで日の目を見なかった菌が空気に触れた途端、ここぞとばかりに暴れているらしい、痛いぃぃ。
フロモックス(抗菌薬)とロキソニン(痛み止め薬)を何度となくペアで処方されています。
たしか、この頃は、ほぼ毎日ロキソニンを飲んでいたはず。
下前歯で軽く物を挟んでも痛むので、食事は柔らかい物(うどん・蒸しパン)ばかり。
ガスの圧
根管治療中は、次の治療まで穴をぴっちりと塞ぎ、外から菌が入らないように蓋をします。
しかし、まだまだ中からは膿が出てくる状態なので、蓋をすると中でガスが発生して歯に結構な圧が掛かり、これが大変、大変痛いのです。
我慢できずに翌日に歯科医院へ。
とりあえずの処置でもう一度殺菌し、綿の蓋にしてもらいました。
せっかく殺菌しても、綿の蓋では菌が入ってしまう可能性があります。
でも大量の膿によるガスの圧で、「頭が割れそうに痛い」に似た「歯が割れそうに痛い」状態。
この兼ねあいで一進一退。
菌の暴走・ガスの圧、何度も歯科医院で予約外に診てもらいました。
本当に申し訳なかったのですが、どうしようもなかったです。
歯肉膿瘍
しばらくは綿の蓋にしてもらい、痛みが少し落ち着いてきたので、そろそろ綿ではなくぴっちり蓋をしてみましょうと…そうして痛みの頂点を迎えるのでした。
蓋をして圧が掛かったからなのか、根管の中の膿が決壊し歯肉の方に流れ出て、歯肉に膿の瘤ができてしまうのでした。
深夜には顎を押さえて前後に揺れていました。動いてないといられない痛みです。
ズッキンズッキンズッキン
顎が痺れたようになり、はじめは気が付かなかったのですが、下前歯の歯肉の前側に納豆粒大の瘤を発見。
翌朝、歯科医院へ駆け込むと、さすがに先生も驚愕。
痛みの度合いが伝わったのがせめてもの救いです。
メスで歯肉を切り、瘤の中の膿を出してもらいました。
少し楽になりホッとしたのもつかの間、なんと!またすぐに膿の瘤ができてしまったのです。
最初の瘤よりは小さかったですが、痛みは厳しく、ロキソニンはおろか、念のために処方されていたボルタレンも全く効きません。
胃がやられる~と思い、薬を飲むために蒸しパンを手で小さくちぎって口の奥に入れていたら、何だか涙が出てきます。
いい大人なのに歯が痛くて(正確には歯ではないけど)泣くなんて。
そして再び、歯肉を切って膿出しです。
4日に1回
ここで先生が提案を。「もし来られるのであればですが、4日に1回通院しませんか?」
徹底的に殺菌してくださるというのでしょう。
〈原因不明の歯痛〉で書いたように、この歯科医院はとても患者さんが多い人気の医院なのです。なのに、なのに、本当に良い先生でありがたいです。
1か月ちょっと、4日ごとに通院しました。
おかげで少し楽になり、膿もずいぶん減ってきたようです。
が、治療している2本のうちの1本がうまくありません。普段から痛みが大きいのはその歯ですし、
治療で使う小さな針のような器具が、触れると痛むところが奥の方にあるのです。
いや、昔の、別の歯科医院での根管治療でもそんなことがありましたが、その時は、そんなこともあると言われてスルーだったっけ。
なかなか快復してこないのを先生は疑問に思い、歯にひびが入っているのか、根管の中の枝分かれに何か問題があるのか、何だろうなぁって色々考えてくれました。
またしても長くなってしまいましたので、根管治療体験記②へ
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