わたしが初めて「三脈」という言葉を知ったのは、吉本ばななさんの本でした。
奥平亜美衣さんとの対談本の中でさらっと当たり前のように書かれていた。
頸動脈と手首の脈の乱れで24時間以内に自分に起こる危険を察知できるなんて。
災害の前にネズミが大移動する、地震の前に犬や猫が異常に鳴くなど、動物の危険察知能力について聞いたことがあると思います。
人間にも「虫が知らせる」「何かイヤな予感がする」ことがごく稀にありますが、便利で安全な生活ですっかり鈍くなっているようです。
簡単でお金も掛からずに危険を回避できる方法があるなら、試してみたいですよね。
三脈の法とは
その始まりは不明ですが、蜀漢(中国の三国時代)の軍師で知られる諸葛孔明が使っていた五術という技術書の中の医というジャンルに「三脈の法」が書かれていたといわれています。
五術は命(めい)、卜(ぼく)、相(そう)といった占いの方法、山(ざん)は気功や呼吸法、食事療法、医(い)は鍼灸、漢方などについて書かれているそうです。
日本では明治に守田宝丹が「災難前知 身体保全法」という著書のなかで三脈法のやり方と実際に災難から逃れた人の事例を紹介しています。
その後、日本国軍の事例や阪神大震災の時の事例もあるようですが、今のところ、科学的に証明できそうにない?そう、やってみなければ分からないです、ね。
三脈のとり方
①右手の親指と中指を首の左右の動脈(奥歯の下辺り)にあてる
②そのまま、左手の人差し指、中指を右手首の親指側の動脈にあてる

※他に左手を頸動脈にあてる方法、性別によって手が逆になる方法もあるようですが、危険の種類が左右頚動脈で逆になるので、今回は上記①②の方法を紹介します。
三脈で分かる危険の種類
①平常時は三か所の脈は一致しています。脈がバラバラに打っているときは危険が迫っている兆候とみます。
②三点異脈
右頸動脈・左頸動脈・右手首の脈が全部バラバラ⇒命にかかわる大きな危険
③二頸同脈・一点異脈
右頸動脈・左頸動脈が同じで右手首の脈だけ乱れ
⇒人間関係のトラブル(喧嘩、訴訟、ビジネスなら取引先とのトラブルなど)
④右二点同脈・左頸一点異脈
右頸動脈・右手首は同じで左頸動脈だけ乱れ⇒金品トラブル(詐欺、窃盗、株の暴落など)
⑤右頸一点異脈
左頸動脈・右手首の脈が同じで右頸動脈だけ乱れ
⇒病気、体調不良(持病の悪化、食中毒、心筋梗塞などの急性疾患)
危険を回避するために
三脈をとってみて、全部バラバラなら今いる場所から離れてみる。乗り物に乗るなら変えてみる。予定を変えてみる。
そうしてからもう一度、三脈をとってみて一致していれば災難は回避できています。
こんな時に三脈の法
例えば、旅行に行く時。飛行機に乗る前。電車を待っている間とか。重要な取引の前。
他にも色々な場面で使えそうです。
日頃から脈をとっていれば、ちょっとした乱れにも気が付けるので、習慣にするといいですね。
わたしは「あぁ、あと24時間は大丈夫、生きているはず」なんていう安心材料に。
自分の身に起こる危険
三脈の法は自分の身に起こる危険を回避するための方法です。
災害の予知とはちょっと違いますし、迷信のような非科学的な知恵みたいなものなのかもしれません。
わたしは始めたばかりで、はっきり分かるような脈の乱れはまだ感じたことがありません。
ちょっと体調が悪いなっていう時に、何となく「ん?」程度の変化。 平和なんですかね。
乱れを感じたら、ぜひこのブログに書きたいと思います。
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